インフラから人工衛星まで──三菱電機の「総合電機」戦略はどこへ向かう?

三菱電機は日本を代表する総合電機メーカーの一角として、家電製品から宇宙航空分野の人工衛星まで幅広い事業領域を手掛けています。
1921年の創業以来、一世紀以上にわたり多角化と技術革新を続け、現在では売上高5兆円規模を誇る巨大企業に成長しました。本記事では、その歩んできた沿革、現在の収益構造、事業戦略、そして「スマート社会」を見据えた未来展望について紹介します。
2024年3月期に三菱電機は、売上高5兆2,579億円(前年同期比5.1%増)、営業利益3,285億円(同25.2%増)と増収増益を達成。海外売上比率は51.3%に達しました。北米や欧州での需要拡大が牽引する一方で中国市場は停滞。幅広い事業ポートフォリオで着実なグローバル展開を進めています。
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